アーク溶接

代表的な溶接加工のひとつです。アーク放電の熱を利用して母材と溶接棒を溶解させて接合する溶接方法で、母材となる金属は鉄鋼が中心となっています。自動車や船舶、建築物など様々な分野で広く利用されている技術です。

アーク溶接では、強力な紫外線を放出するため、長袖、長ズボンの作業服や手袋、ゴーグルなどの着用が必須となっています。また、アーク溶接の作業を行うためには資格の所持が必須です。

自動車工場の求人情報などで見かけることが多い求人で、未経験者でもOKとしている案件がほとんどですが、中には経験者のみの求人もあります。一度、アーク溶接の仕事を経験しておくと仕事が探しやすくなるでしょう。

資格について

労働安全衛生協会が管轄するアーク溶接作業者のための資格があります。アーク溶接作業を行うためには資格の所持が必須のため、製造系の仕事を考えている人は取得しておいた方がいいでしょう。

試験は学科(講習)と実技があり18歳以上であれば誰でも受講することができます。筆記試験などは実施されず基本的には講習を受講すれば取得出来る資格です。

アーク溶接を使う仕事

関連する用語

関連する用語を取り上げます。

ガス溶接

溶接加工のひとつです。燃焼ガスで材料を溶解させて接合する溶接方法です。

スポット溶接

2枚の母材を圧着しながら電流を流し、電流の抵抗熱で金属を溶かすることで接合する溶接方法です。自動車の生産時によく用いられます。