倉庫のバイトとは?(倉庫の仕事の基礎知識)
アルバイトを始める前に知っておきたいこと。軽作業のアルバイトの中でも求人数の多い倉庫の仕事内容や待遇について解説します。主に物流倉庫内での作業です。
どんなことをする? 倉庫の仕事内容
倉庫での仕事には、仕分け・検品・梱包・ピッキング、荷物の積み下ろし、バーコード入力、シール・ラベル貼り、棚卸、といったものがあります。仕分けや検品、ピッキングといった業務は軽作業系のバイトの中でも求人数の多い職種です。
仕分けバイト
仕分けとは、物品・商品・荷物を発送先別や数ごとに分類する作業です。
郵便局での郵便物を発送先別に仕分けする作業、宅配業者でのメール便や宅配物を発送先別に仕分けする作業などがあります。郵便物や宅配物の中には重いものも交っています。特にお中元の季節はビールが増えるため重い荷物が増えることになるので注意しましょう。
他にも日用品などの物品を数ごとに分けるような仕事もあります。郵便局、宅配業者の仕分け作業は、お正月やお中元の季節に特に求人数が増えます。
⇒ 仕分けバイト
ピッキング作業
ピッキングとは伝票などをもとに物品を倉庫内の保管場所から取り出してくる(ピックアップする)作業です。仕分けのことをピッキングといっている業者もあります。
スーパーやコンビニの物流倉庫やECサイト・通販業者の物流倉庫などでの作業が中心です。ECサイトとしてはAmazonなどが有名ですね。Amazonの場合は広大な倉庫から注文のあった商品を取り出してくる作業なので体力の要る仕事と言えます。
基本的には初心者でも出来る簡単な作業ですが、中にはフォークリフトを使用するところもあります。この場合、フォークリフト運転技能の資格を持っていると優遇されます。
倉庫の仕事の中では比較的体力を使う作業と言えますので、女性や中高年の方は仕事内容をよく確認しておいた方がいいでしょう。
⇒ ピッキング作業
検品のアルバイト
工場内での検品作業といった場合は主に不具合が無いかどうかの検査になりますが、倉庫の場合はピッキングした商品や出荷すべき商品が注文通りであるかどうかをチェックする作業が中心です。目視で検査することもありますが、最近ははバーコード入力によるチェックが増えています。バーコード入力機器の使い方などは特に難しいことはないので、未経験者や初心者でも安心です。
梱包のバイト
出荷する商品を段ボールなどに梱包・包装するアルバイトです。ピッキングして検品した商品を梱包するという過程が一般的と言えるでしょう。通常、梱包した後は目的地に配送することになるので、配送の手配や配送トラックへの荷詰めも作業の一部に入ることもあります。
なお、郵便局や宅配業者の物流倉庫の場合は梱包作業は発生しません。小売店や通販業者などの倉庫のみの作業です。
梱包のバイト棚卸
棚卸は、スーパーやコンビニといったお店の店内の商品や倉庫(バックエンド)内にある商品の数を数えていく仕事です。倉庫内の商品をカウントする仕事は昼間が多いですが、店舗内で作業をする場合は閉店後の深夜や早朝の時間帯の作業になります。繁忙期のある仕事であり特に2月と8月に求人が増える傾向にあります。
待遇・環境について
工場・倉庫のアルバイトは、給与の支払いに日払い・週払い制を設けている会社が多くなっています。日給は東京都の場合で、8000円~11000円ぐらいです。フォークリフト運転技能といった資格を持っているとさらに時給が上がるケースもあります。
深夜・早朝でも稼働している工場も多いので、Wワークも可能になります。
食品加工の業務を除けば、服装や髪形自由、ピアスOKといったように制限が少ないことも特徴のひとつになっています。